Git を Windows にインストールする

プログラムの変更を記録する道具「Git」を、公式のインストーラー(Git for Windows)で Windows に入れ、名前とメールアドレスを設定するまでの手順です。実際の画面で1つずつ説明します。

先にこの教材を済ませてください

  • 約15分
  • 手順 19
  • 撮影 Windows 11 Home(撮影用の環境)/2026年11月5日
  • 更新

Git(ギット)は、プログラムのファイルをいつ・どう変えたかを記録しておく道具です。前の状態に戻したり、GitHub でほかの人と共有したりするときに使います。

Windows には Git が入っていないので、Git の公式サイトから「Git for Windows」というインストーラーを入れます。インストーラーの画面は英語で、選ぶところがたくさんありますが、この教材で変えるのは「エディタ」と「最初のブランチの名前」の 2 か所だけです。ほかはそのまま進めます。

用意するもの

  • Windows 10 または 11 のパソコン
  • VS Code(先に「VS Code を Windows にインストールする」を済ませておく)
  • インターネットにつながっていること
  • 15 分ほどの時間

インストーラーをダウンロードする

  1. 公式サイトのダウンロードページを開く

    ブラウザ(Edge や Chrome)で Git の公式サイトの Windows 用のページ を開き、「Click here to download」を押します。サイトは英語です。

    実際の画面Git の公式サイトの Install(Windows)のページ。「Click here to download」を赤枠で囲んでいる

    「英語のページを翻訳しますか?」と出たら、右上の × で閉じてかまいません。ARM のパソコン(Snapdragon など)では、下の「Git for Windows/ARM64 Setup」を選びます。

  2. インストーラーを開く

    ブラウザの右上に「ダウンロード」の欄が出て、Git-(版の番号)-64-bit.exe がダウンロードされます。終わったら、ファイル名の下の「ファイルを開く」を押します。

    実際の画面Edge のダウンロードの欄。Git-2.56.0.4-64-bit.exe の「ファイルを開く」を赤枠で囲んでいる

    欄が消えてしまったときは、エクスプローラーの「ダウンロード」フォルダーにある Git-…-64-bit.exe をダブルクリックしても同じです。

  3. 変更の許可で「はい」を押す

    「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら、発行元が「Johannes Schindelin」(Git for Windows の作者)になっていることを確かめて、「はい」を押します。

    実際の画面ユーザー アカウント制御の画面。Git for Windows、確認済みの発行元 Johannes Schindelin。「はい」を赤枠で囲んでいる

    こうなれば OK「Git 2.56.0.4 Setup」の画面が開きます。

インストーラーで選ぶ

英語の画面が続きます。どの画面も、右下の「Next」で次へ進みます。

  1. ライセンスを読んで進む

    Git のライセンス(GNU General Public License)が表示されます。「Next」を押します。

    実際の画面Information の画面。GNU General Public License の文章。「Next」を赤枠で囲んでいる
  2. インストール先はそのまま進む

    インストール先(C:\Program Files\Git)は変えずに「Next」を押します。

    実際の画面Select Destination Location の画面。インストール先は C:\Program Files\Git。「Next」を赤枠で囲んでいる
  3. 入れるものはそのまま進む

    入れる部品の一覧です。チェックは変えずに「Next」を押します。

    実際の画面Select Components の画面。チェックの一覧。「Next」を赤枠で囲んでいる
  4. スタートメニューのフォルダーもそのまま進む

    これも変えずに「Next」を押します。

    実際の画面Select Start Menu Folder の画面。フォルダー名は Git。「Next」を赤枠で囲んでいる
  5. エディタの一覧を開く

    「Choosing the default editor used by Git」(Git が使うエディタ)の画面です。最初は「Use Vim …」になっているので、その欄を押して一覧を開き、「Use Visual Studio Code as Git's default editor」を選びます。

    実際の画面エディタの一覧を開いた画面。「Use Visual Studio Code as Git's default editor」を赤枠で囲んでいる

    Git は、記録につけるメッセージを書くときなどにエディタを開きます。最初の Vim は使い方が独特なので、ふだん使う VS Code にしておきます(画面の説明にも、ほかのエディタに変えることがすすめられています)。

  6. VS Code になったことを確かめて進む

    欄が「Use Visual Studio Code as Git's default editor」になったことを確かめて、「Next」を押します。

    実際の画面エディタの欄が Use Visual Studio Code as Git's default editor になった画面。欄と「Next」を赤枠で囲んでいる

    赤い字の「(WARNING!) This will be installed only for this user.」は、「この設定はいまのユーザーだけに入る」という意味です。そのままでかまいません。

  7. 最初のブランチの名前を main にする

    「Adjusting the name of the initial branch …」の画面で、下の「Override the default branch name for new repositories」を選びます。下の欄が main になっていることを確かめて、「Next」を押します。

    実際の画面最初のブランチの名前を決める画面。「Override the default branch name for new repositories」と、欄の main、「Next」を赤枠で囲んでいる

    新しく作る記録の場所(ブランチ)の名前を、GitHub と同じ main にそろえる設定です。

  8. PATH はおすすめのまま進む

    「Adjusting your PATH environment」の画面です。まん中の「Git from the command line and also from 3rd-party software」((Recommended)=おすすめ)が選ばれていることを確かめて、「Next」を押します。

    実際の画面PATH の画面。「Git from the command line and also from 3rd-party software」と「Next」を赤枠で囲んでいる
    図解図解: PATH はコマンドを探す場所の一覧。PowerShell や VS Code で git と打つと、一覧のフォルダを上から順に探し(C:\Windows\System32 にも C:\Windows にもない)、Git のフォルダ(C:\Program Files\Git\cmd)で見つかって Git が動く。おすすめ(Recommended)を選ぶと、この Git のフォルダが一覧に入る。
    おすすめの設定にすると、PowerShell や VS Code から git を見つけられるようになります。

    これを選ぶと、PowerShell や VS Code からも git のコマンドが使えるようになります。

  9. 続く 6 つの画面はそのまま進む

    次の 6 つの画面は、どれも何も変えずに「Next」を押します。画面の見出しは順に「Choosing the SSH executable」(SSH のプログラム)、「Choosing HTTPS transport backend」(HTTPS の通信のしくみ)、「Configuring the line ending conversions」(改行の変換。下の画面)、「Configuring the terminal emulator to use with Git Bash」(Git Bash の画面)、「Choose the default behavior of git pull」(git pull の動き)、「Choose a credential helper」(パスワードなどの管理)です。

    実際の画面Configuring the line ending conversions の画面。「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings」が選ばれている。「Next」を赤枠で囲んでいる
  10. インストールする

    「Configuring extra options」の画面では、ボタンが「Install」に変わります。チェックは変えずに「Install」を押します。

    実際の画面Configuring extra options の画面。「Install」を赤枠で囲んでいる
  11. 終わるのを待つ

    ファイルのコピーが進みます。

    実際の画面Installing の画面。進み具合を示す緑の帯

    こうなれば OK撮影したときは 1 分ほどで終わりました。

  12. インストーラーを閉じる

    「Completing the Git Setup Wizard」と出たら完了です。「View Release Notes」(更新内容のページを開く)のチェックを外して、「Finish」を押します。

    実際の画面Completing the Git Setup Wizard の画面。「View Release Notes」のチェックと「Finish」を赤枠で囲んでいる

インストールできたか確かめる

  1. PowerShell を開く

    キーボードの Win キーを押して powershell と入力し、「Windows PowerShell」を選んで Enter を押します。

    実際の画面スタートの検索で powershell と入力した画面。「Windows PowerShell」を赤枠で囲んでいる

    Git を入れる前から開いていた PowerShell では、git が見つからないことがあります。そのときは閉じて開き直してください。

  2. 版の番号を表示する

    次のコマンドを入力して Enter を押します。

    PowerShell に入力先頭の > は入力しない
    git --version
    実際の画面PowerShell で git --version を実行し、git version 2.56.0.windows.4 と表示された画面

    こうなれば OKgit version 2.56.0.windows.4 のように版の番号が表示されれば、インストールできています。

名前とメールアドレスを設定する

Git で変更を記録すると、だれが記録したかとして名前とメールアドレスが一緒に残ります。最初に一度だけ設定します。

  1. 名前とメールアドレスを設定する

    次の 2 行を、1 行ずつ入力して Enter を押します。Taro Yamada と taro@example.com は、自分の名前(ローマ字)とメールアドレスに書きかえてください。

    PowerShell に入力先頭の > は入力しない
    git config --global user.name "Taro Yamada"
    git config --global user.email "taro@example.com"
    実際の画面PowerShell で git config --global user.name と user.email を入力した画面

    こうなれば OKうまくいくと、何も表示されずに次の入力を待つ状態に戻ります。

    設定した名前とメールアドレスは、GitHub に公開した記録から、ほかの人にも見えます。

  2. 設定を確かめる

    次の 2 行を、1 行ずつ入力して Enter を押します。

    PowerShell に入力先頭の > は入力しない
    git config --global --list
    git config init.defaultBranch
    実際の画面git config --global --list で core.editor(VS Code)、user.name、user.email が、git config init.defaultBranch で main が表示された画面

    こうなれば OK1 行目で core.editor=(VS Code の場所)・user.name=・user.email= の 3 行が、2 行目で main が表示されれば完了です。

    エディタとブランチの名前は、インストーラーで選んだときに設定されています。

これで Git のインストールは完了です。

次に入れるもの

参考

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