Git(ギット)は、プログラムのファイルをいつ・どう変えたかを記録しておく道具です。前の状態に戻したり、GitHub でほかの人と共有したりするときに使います。
Homebrew の教材で入れた「Xcode コマンドラインツール」にも、Apple が用意した Git が入っています。ただ、これは Git の新しい版が出てもすぐには新しくならず、撮影したときも最新の 2.56.0 より古い 2.54.0 でした。また、Apple の Git は Xcode コマンドラインツールや macOS のアップデートのときにしか新しくなりません。
Homebrew で入れた Git なら、新しい版が出たら brew upgrade git で自分で新しくできます。新しい版には、不具合や安全上の問題の直しと新しい機能が入るので、この教材では Homebrew で新しい版の Git を入れて使います。Git の公式サイトでも、Mac での入れ方の最初に Homebrew を紹介しています。
図解
Homebrew で入れた Git は、新しく開いたターミナルから使われます。
用意するもの
- Homebrew を入れた Mac(先に「Homebrew を Mac にインストールする」を済ませておく)
- インターネットにつながっていること
- 10 分ほどの時間
いまの Git を確かめる
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1
ターミナルを開く
画面の右上の虫めがね(Spotlight)を押すか command + space を押し、terminal と入力して「ターミナル」を選び、return を押します。
実際の画面
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2
いまの Git の版を見る
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ターミナルに入力先頭の % は入力しない
git --version
実際の画面
こうなれば OKgit version 2.54.0 (Apple Git-157) のように、最後に (Apple Git-…) と付いた版が表示されます。これが Xcode コマンドラインツールに入っている Apple の Git です。
版の数字は、Mac によって違うことがあります。
Homebrew で Git を入れる
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3
インストールのコマンドを入力する
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ターミナルに入力先頭の % は入力しない
brew install git
実際の画面
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4
「y」を押して進める
入れるものの一覧(Git と、Git が使う部品)が出て、「Do you want to proceed with the installation? [y/n]」と聞かれたら、y を押して return を押します。
実際の画面
「進めてよいですか?」という確認です。n を押すと取りやめになります。
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5
終わるのを待つ
ダウンロードとインストールが進みます。
実際の画面
こうなれば OK撮影したときは 1 分ほどで終わりました。最後に入力を待つ状態(%)に戻れば完了です。
ターミナルを開き直す
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6
このままでは古い Git のまま
いま開いているターミナルで git --version を入力すると、まだ Apple の Git が表示されます。
>_ターミナルに入力先頭の % は入力しない
git --version
which git
実際の画面
こうなれば OKwhich git(どの場所の git を使うかを表示するコマンド)は /usr/bin/git と表示されます。
このターミナルは、前に使った Git の場所を覚えているためです。次の手順で開き直します。
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7
ターミナルを終了する
画面のいちばん上のメニューの「ターミナル」→「ターミナルを終了」を選びます(キーボードなら command + Q)。
実際の画面
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8
もう一度開いて確かめる
Spotlight からターミナルを開き直し、次のコマンドを入力して return を押します。
>_ターミナルに入力先頭の % は入力しない
git --version
which git
実際の画面
こうなれば OKgit version 2.56.0 のように (Apple Git-…) の付かない版と、/opt/homebrew/bin/git が表示されれば完了です。
名前とメールアドレスを設定する
Git で変更を記録すると、だれが記録したかとして名前とメールアドレスが一緒に残ります。最初に一度だけ設定します。
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9
名前とメールアドレスを設定する
次の 3 行を、1 行ずつ入力して return を押します。Taro Yamada と taro@example.com は、自分の名前(ローマ字)とメールアドレスに書きかえてください。
>_ターミナルに入力先頭の % は入力しない
git config --global user.name "Taro Yamada"
git config --global user.email "taro@example.com"
git config --global init.defaultBranch main
3 行目は、新しく作る記録の場所(ブランチ)の名前を main にする設定です。GitHub と同じ名前にそろえます。設定した名前とメールアドレスは、GitHub に公開した記録から、ほかの人にも見えます。
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10
設定を確かめる
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ターミナルに入力先頭の % は入力しない
git config --global --list
実際の画面
こうなれば OKuser.name=・user.email=・init.defaultbranch=main の 3 行が表示されれば完了です。
これで Git のインストールは完了です。