Git を Mac にインストールする

プログラムの変更を記録する道具「Git」を、Homebrew を使って Mac に入れ、名前とメールアドレスを設定するまでの手順です。実際の画面で1つずつ説明します。

先にこの教材を済ませてください

  • 約10分
  • 手順 10
  • 撮影 macOS 27(撮影用の環境、Apple シリコン)/2026年11月5日
  • 更新

Git(ギット)は、プログラムのファイルをいつ・どう変えたかを記録しておく道具です。前の状態に戻したり、GitHub でほかの人と共有したりするときに使います。

Homebrew の教材で入れた「Xcode コマンドラインツール」にも、Apple が用意した Git が入っています。ただ、これは Git の新しい版が出てもすぐには新しくならず、撮影したときも最新の 2.56.0 より古い 2.54.0 でした。また、Apple の Git は Xcode コマンドラインツールや macOS のアップデートのときにしか新しくなりません。

Homebrew で入れた Git なら、新しい版が出たら brew upgrade git で自分で新しくできます。新しい版には、不具合や安全上の問題の直しと新しい機能が入るので、この教材では Homebrew で新しい版の Git を入れて使います。Git の公式サイトでも、Mac での入れ方の最初に Homebrew を紹介しています。

図解図解: Mac には Apple の Git(/usr/bin/git、Xcode コマンドラインツールに入っている)と、Homebrew で入れる新しい Git(/opt/homebrew/bin/git)の 2 つがある。ターミナルは PATH の一覧を上から探すので、先に並んでいる /opt/homebrew/bin の Git が使われる。ただし、Git を入れる前から開いていたターミナルは、前に使った Apple の Git の場所を覚えているので、開き直す。
Homebrew で入れた Git は、新しく開いたターミナルから使われます。

用意するもの

  • Homebrew を入れた Mac(先に「Homebrew を Mac にインストールする」を済ませておく)
  • インターネットにつながっていること
  • 10 分ほどの時間

いまの Git を確かめる

  1. ターミナルを開く

    画面の右上の虫めがね(Spotlight)を押すか command + space を押し、terminal と入力して「ターミナル」を選び、return を押します。

    実際の画面Spotlight で terminal と入力した画面。「ターミナル」を赤枠で囲んでいる
  2. いまの Git の版を見る

    次のコマンドを入力して return を押します。

    ターミナルに入力先頭の % は入力しない
    git --version
    実際の画面ターミナルで git --version を実行し、git version 2.54.0 (Apple Git-157) と表示された画面

    こうなれば OKgit version 2.54.0 (Apple Git-157) のように、最後に (Apple Git-…) と付いた版が表示されます。これが Xcode コマンドラインツールに入っている Apple の Git です。

    版の数字は、Mac によって違うことがあります。

Homebrew で Git を入れる

  1. インストールのコマンドを入力する

    次のコマンドを入力して return を押します。

    ターミナルに入力先頭の % は入力しない
    brew install git
    実際の画面ターミナルに brew install git と入力した画面
  2. 「y」を押して進める

    入れるものの一覧(Git と、Git が使う部品)が出て、「Do you want to proceed with the installation? [y/n]」と聞かれたら、y を押して return を押します。

    実際の画面入れるものの一覧と「Do you want to proceed with the installation? [y/n]」。最後の質問を赤枠で囲んでいる

    「進めてよいですか?」という確認です。n を押すと取りやめになります。

  3. 終わるのを待つ

    ダウンロードとインストールが進みます。

    実際の画面インストールが終わり、入力を待つ状態に戻ったターミナル。最後の行を赤枠で囲んでいる

    こうなれば OK撮影したときは 1 分ほどで終わりました。最後に入力を待つ状態(%)に戻れば完了です。

ターミナルを開き直す

  1. このままでは古い Git のまま

    いま開いているターミナルで git --version を入力すると、まだ Apple の Git が表示されます。

    ターミナルに入力先頭の % は入力しない
    git --version
    which git
    実際の画面インストールのあとも git --version が Apple Git-157、which git が /usr/bin/git と表示された画面

    こうなれば OKwhich git(どの場所の git を使うかを表示するコマンド)は /usr/bin/git と表示されます。

    このターミナルは、前に使った Git の場所を覚えているためです。次の手順で開き直します。

  2. ターミナルを終了する

    画面のいちばん上のメニューの「ターミナル」→「ターミナルを終了」を選びます(キーボードなら command + Q)。

    実際の画面「ターミナル」のメニュー。「ターミナルを終了」を赤枠で囲んでいる
  3. もう一度開いて確かめる

    Spotlight からターミナルを開き直し、次のコマンドを入力して return を押します。

    ターミナルに入力先頭の % は入力しない
    git --version
    which git
    実際の画面開き直したターミナルで git --version が 2.56.0、which git が /opt/homebrew/bin/git と表示された画面

    こうなれば OKgit version 2.56.0 のように (Apple Git-…) の付かない版と、/opt/homebrew/bin/git が表示されれば完了です。

名前とメールアドレスを設定する

Git で変更を記録すると、だれが記録したかとして名前とメールアドレスが一緒に残ります。最初に一度だけ設定します。

  1. 名前とメールアドレスを設定する

    次の 3 行を、1 行ずつ入力して return を押します。Taro Yamada と taro@example.com は、自分の名前(ローマ字)とメールアドレスに書きかえてください。

    ターミナルに入力先頭の % は入力しない
    git config --global user.name "Taro Yamada"
    git config --global user.email "taro@example.com"
    git config --global init.defaultBranch main

    3 行目は、新しく作る記録の場所(ブランチ)の名前を main にする設定です。GitHub と同じ名前にそろえます。設定した名前とメールアドレスは、GitHub に公開した記録から、ほかの人にも見えます。

  2. 設定を確かめる

    次のコマンドを入力して return を押します。

    ターミナルに入力先頭の % は入力しない
    git config --global --list
    実際の画面git config --global --list で user.name、user.email、init.defaultbranch=main が表示された画面

    こうなれば OKuser.name=・user.email=・init.defaultbranch=main の 3 行が表示されれば完了です。

これで Git のインストールは完了です。

次に入れるもの

参考

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