Python(パイソン)は、初心者にも人気のプログラミング言語です。この教材では「uv(ユーブイ)」という道具を使って、Python を入れます。
uv は、Python 本体と、Python で使う追加の部品(ライブラリ)をまとめて管理する道具です。Python の版をコマンド1つで入れたり変えたりでき、作るもの(プロジェクト)ごとに使うライブラリを分けて記録できます。動きがとても速いのも特長です。
この教材では、uv を入れる → uv で Python を入れる → 練習用のプロジェクトを作ってライブラリを入れ、プログラムを動かす、までをターミナルで進めます。
Homebrew は使いません。ただし、先に Apple の「Xcode コマンドラインツール」を入れておきます。入れずに Python を入れると、撮影したときは「Failed to patch the install name …(ライブラリを組み立てるときに問題が起きるかもしれない)」という警告と、コマンドラインツールを入れるかを聞く画面が出たためです。Homebrew の教材を済ませた Mac には、もう入っています(最初の章は飛ばしてかまいません)。
図解 uv は Python 本体を入れ、プロジェクトごとにライブラリを分けて管理します。
用意するもの
Mac(この教材は Apple シリコンの Mac で撮影) インターネットにつながっていること 20 分ほどの時間(Xcode コマンドラインツールのダウンロードをふくむ)
Xcode コマンドラインツールを入れる
1
ターミナルを開く ? この手順を聞く
画面の右上の虫めがね(Spotlight)を押すか command + space を押し、terminal と入力して「ターミナル」を選び、return を押します。
実際の画面
2
インストールのコマンドを入力する ? この手順を聞く
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
xcode-select --install
実際の画面
すでに入っているときは「already installed」と出ます。そのときは次の章へ進んでください。
3
確認の画面を前に出す ? この手順を聞く
確認の画面がターミナルの後ろに隠れて出ることがあります。画面の下の Dock に出た青い下向きの矢印のアイコンを押すと、前に出ます。
実際の画面
4
「インストール」を押す ? この手順を聞く
「“xcode-select”コマンドを実行するには、コマンドラインデベロッパツールが必要です。」と出たら、「インストール」を押します。
実際の画面
5
使用許諾契約に同意する ? この手順を聞く
「Command Line Tools使用許諾契約」を読んで、「同意する」を押します。
実際の画面
6
終わるのを待つ ? この手順を聞く
ダウンロードとインストールが進みます。
実際の画面
こうなれば OK 撮影したときは 5 分ほどで終わっていました。
7
「完了」を押す ? この手順を聞く
「ソフトウェアがインストールされました。」と出たら、「完了」を押します。
実際の画面
uv を入れる
8
uv の公式ページを開いてコマンドをコピーする ? この手順を聞く
Safari で uv のインストールのページ を開きます。「Standalone installer」の下の「macOS and Linux」のコマンドの右の「コピー」のアイコンを押します。
実際の画面
サイトは英語です。コマンドは次の手順のとおりで、手で入力してもかまいません。
9
ターミナルに貼り付ける ? この手順を聞く
ターミナルに戻り、画面のいちばん上のメニューの「編集」→「ペースト」を選びます。「ペーストがブロックされました」と出たら、uv の公式ページからコピーしたものであることを確かめて、「このままペースト」を押します。
実際の画面
Web からコピーしたコマンドを貼り付けると、macOS が念のため止めて確認します。信頼できる公式のページからコピーしたときだけ「このままペースト」を押してください。
10
コマンドを実行する ? この手順を聞く
コマンドが貼り付けられたことを確かめて、return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
実際の画面
11
終わるのを待つ ? この手順を聞く
uv がダウンロードされて入ります。
実際の画面
こうなれば OK everything's installed! と表示されれば完了です。撮影したときは数秒で終わりました。
その下の「To add $HOME/.local/bin to your PATH, either restart your shell or run:」は、「uv を使うにはターミナルを開き直してください」という意味です。次の手順で開き直します。
uv を確かめる
12
ターミナルを終了する ? この手順を聞く
画面のいちばん上のメニューの「ターミナル」→「ターミナルを終了」を選びます(キーボードなら command + Q )。
実際の画面
13
開き直して uv の版を表示する ? この手順を聞く
Spotlight からターミナルを開き直し、次のコマンドを入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
uv --version
実際の画面
こうなれば OK uv 0.13.7 (…) のように版の番号が表示されれば、uv が使えます。
uv で Python を入れる
14
Python を入れる ? この手順を聞く
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
uv python install 3.15
実際の画面
こうなれば OK Installed Python 3.15.2 と表示されれば完了です。撮影したときは 2 秒ほどでした。
3.15 は Python の版です。撮影したときの最新の版を指定しています。
15
Python の版を確かめる ? この手順を聞く
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
uv run python --version
実際の画面
こうなれば OK Python 3.15.2 と表示されれば、Python が使えます。
uv で入れた Python は、uv run のあとに続けて使います。Mac にもとからある python3(Xcode コマンドラインツールのもの)とは別です。
プロジェクトを作って動かす
作るもの(プロジェクト)ごとにフォルダーを作り、uv で管理します。練習に、グラフを描くライブラリ「matplotlib」を入れてみます。
16
プロジェクトのフォルダーを作る ? この手順を聞く
次の 3 行を、1 行ずつ入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
mkdir my-project
cd my-project
uv init --no-package
実際の画面
こうなれば OK Initialized project my-project` と表示されれば完了です。フォルダーの中に、プログラムのファイル main.py と、プロジェクトの設定 pyproject.toml` などができます。
--no-package は、配布用の形にせず、すぐ動かせる main.py を作る指定です。付けないと main.py は作られません(撮影したときの uv 0.13.7)。
17
ライブラリを入れる ? この手順を聞く
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
uv add matplotlib
実際の画面
こうなれば OK + matplotlib==3.11.2 など、入ったライブラリの一覧が出れば完了です。プロジェクト専用のライブラリ置き場(.venv)が作られ、そこに入ります。
18
プログラムを動かす ? この手順を聞く
次のコマンドを入力して return を押します。
>_ ターミナルに入力先頭の % は入力しない コピー
uv run main.py
実際の画面
こうなれば OK Hello from my-project! と表示されれば完了です。main.py の中身は VS Code などで開いて書きかえられます。
これで Python のインストールは完了です。